2020年10月04日

ムースが出るよ、ポンプ

積極的に死にたいとか殺したいとか命を奪いたいとかは思わない。けど、時々、なんで生きてるんだろと思うし、なんて役に立たないんだろう、無益だ、非生産的だ、とは思う。一人でぽっかりした時間にいるとよく思う。酔ったあととかに。明日のパンを買っていても、髪を赤くしても、液晶をタップしても、何か文字が表示されても。靴擦れでできた豆のあとの皮が剥がれて、お風呂で沁みることを想像しても。意味で埋めたい、意味があると感じたい、信じたい、の、かしら?
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2020年10月01日

これをしないでどこに行けるというのか

自分以外のたくさんの方も当事者となって痛感していることだろうと思うけれども、誰かを傷つけたり、何かを損なったり、自分自身が痛みに耐えたりした経験が、容易に、自分以外の存在にも同じ経験を許容できるはずだって前提を持ってしまう。それくらい耐えて当然とか、できなくてどうするとか。これ間違ってる。何がって、できるできないに当然をもとめることが。当然と心得たいのは、ひとりひとり、ひとつひとつに違いがあること。次の瞬間は別のものくらいに変化があること。よりよさや面白さを最優先することは美談ではない、別に。今の知恵は、他者も自分も、安心・安全でいることを守り合うこと、確認し合うこと。その上で、できる工夫をしていくこと。繰り返し繰り返し自分に湧かせたい。自分が生きてる間に大きく変わらなくてもこの後のために。先達の、大先輩のみなさんの、日々自分の足場からアップデートしていく、していこうと協働されている姿勢に勇気をもらう。
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2020年08月28日

私たちは、ふりをするだけ

私たちは、ふりをするだけ。
彼女たちの何かを伝えようなんておこがましいと思う。
ただなんでか憧れがある。なんでだろうとよく考えてみるけど理由は一つではない。即物的で、多面性と複雑さがそのまま見えること。生身で生きていること。自分はどこか間接的だという自覚をずっと抱えてる気がする。それに比べて彼女/たちは、自分の体で受け止めて、闘って、触れている。生身だから傷もできる。笑う。泣く。立つ。寝る。佇む。見えない場所に追いやられてる。見えないことにされている。代弁なんかしない、できないから。

私たちは、ふりしかできない。
ただ見て、うつして、
彼女/たちが見ていたはずの景色と同じ風景を眼球は見つめている、と思う、おそらくは。かろうじて。

徹底的に身体的な、存在感のある存在であるにも関わらず、(であるからこそ、でもあるのかもしれないですが)制度的に不可視の場所に置かれている。いやちょっと待て、いるよいるじゃないって言いたい気にもなるし、それゆえに見たいと欲望する憧れの対象にもなってるのかもしれない。
代わりに何かをできるとは思わない、代わることなんてできない。けど、存在すること、その存在を認識することのために、自分が使えるならば、役に立てるのかもしれないと思う。
なんで役に立ちたいと思うんだろう。関わら/れ、ないのに、彼女/たちの側に立ちたいと思うんだろう。立てないのに。自分の場所にしか、いられないのに。

今日も、過去のカイエ・デュ・シネマのデプレシャンの文章を思い出して3回読んだ。いつでも読めるようにメールの下書きに入れてる。

このひと月、彼女と一緒にいる感覚が、ふりから反映される彼女の指先などが自分の右手にあることが私をとても嬉しくしている。こういう風に一緒にいられることがあるんだ。振りを通して、からだに。
彼女の像、イメージがうつったら。
世界はここにあった、ね、と言いたい。会ったこともない、会うこともない彼女と。
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2020年05月07日

シーンを描く

自分の中で、中だけでこんなにも存在感のあるイメージが、なかったことになるのが嫌で、それだけはなんだかどうしても嫌で、書く手を止められない。彼らが彼らとして自由に喋って、関係を築いて、振舞って、その声を聞いて、追いかけているだけ。記録しているだけ。残滓をかすかに、止めようとしてるだけ。ほんとそんな感じ。
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2019年12月06日

開いて閉じる

和解なんてありえなさそうな加害・被害の事例を読んで、じゃあどうやったら解決なんだろうできるんだろうかそれ、とか考えて、やっぱ答えにたどり着けなさそう、解答方法がわからないときつーのがある。どうすんのがいいのか。過去に傷つけた行為とその後の時間について謝って、相手がその謝罪を受け入れたら終わるのか。終わればいいのか。ただ終わらずに気にし続けることがいいのかといえば決してそうではないし、過去の加害を未来永劫責め続ければ正解なのかと言われたらやっぱりそうでもないと思う。過去の間違いで永遠に未来の可能性を奪うことは誰のためになるのか。ただ、だからといって水に流して何もなかったかのようにするのも違う。起きたことは変わらないし、傷ついたことは変わらない。それを結論にしない。傷は治ってもかさぶたや埋めようとして皮膚がでこぼこする。新しい皮膚にはシワがまだない。付き合い続けることから始めるより他ない、という暫定的な結論にしか、まだたどり着けない。でも同時に、このことが実践されることさえままならない状況が、あまりに多いということにも思い至る。変化とともに生きるという過程に、渦中にい続けることがひとまずの過程。ただ、ずっと同じ荷物を背負い続けていたとしても、その重さを、少しずつ軽く感じることはきっとある。隣を歩く人が手伝ってくれることもある。声を出すことで張り詰めていた圧が少し和らぐ、たとえばそういうことで。荷物が軽くなると、足取りも軽くなる。下を向いていた顔も、前や、上を向くかもしれない。そっからはじめて、続ける。道は延々続く。一本道ではない、細かったり広かったり複雑怪奇だったり迷路のようだったりまた同じ交差点に出たりする。ただ歩く。待つ。止まる。休む。また動く。扉は開いてはまた閉じる。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」(『方丈記』)
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2019年11月30日

お風呂

世界はこんなに美しいのに、どうして私は置いていかれるんだろう
いくつになってもその感覚は湧き上がってくるもので
窓に乱反射する世界は美しいまま走り去ってしまうのにどうして私は

忘れるから生きているけど
何度でも生き返ってくるのは感覚
身体の記憶ってすげーな。
私のオブセッションてなんだろ。
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2019年11月23日

かもんとしのせ

ああいう人物造形ができればずっと楽しいだろうなと思う物語がある。私の中にいる、その人にずっと話しかけてしまう。自分が生み出したその人は、自由に振る舞う。自分がいなければ生まれなかったこの人。でも、自分に先行して生まれてしまったこの人。あんな理想的なキャラクターをかけるなんて羨ましい。私は何でならば、そういった人を創作できるのかなあ。人が仮託できる何かになれるのかなあ。仮託。ことよせること。かこつけること。
小さいころはただ物語の内側に潜ることが自分を掬うすべだった。だんだん、方法が気になって、一番最強なのはなんだろかって発想とコンプレックス、現実での貧相な体と肥大し続ける妄想から極端に現実に弱すぎることを憂えて、やっぱ現実にダイレクトに働きかける表現が一番すげえって思い込んでしまったよな。そういう風に生きざるを得なかったよな。あのときいや、頭の中の宇宙の方が最強じゃねえかって振り切っていたら、今頃その方向で進んでいたんだろうかしら。今私が選んでいるようなことは、選ばれていることなんだろうか。
とまれ、
その人が抱えてきた何かを描けるならば、その方法がいい。歳を重ねれば重ねるほど、ただ立っている人を見るだけでその人がくぐってきて、抱えてきた色々な経験や時間が見えるようになる。ただ立っている人がそこにいるだけ。否、厳密に具体的には見えないのだけど、重ねてきたうすごろも、羽織っているものがありそれが無色透明なんだが色とりどりに見えること。それだけですぐ泣いちゃうわ。歳だな。
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2019年11月14日

推しの話

可愛さ余って憎さ百倍なわけはない。可愛さが憎しみの起点のわけがない。可愛さはお前自身に向けられてんだろ。他者としての私がかわいいわけじゃない。「可愛さ」は、執着の対象としての起点でしかない。憎しみは、自分のことを邪魔することに起因する。お前のことを好きだ大事だと言いながら私の足を引っ張るのは私のことが可愛いから心配だからお前を思っているからではない。いい加減にしろ。私が捨てられないのを知っていて、蹴りとばせないのを知っていて、その腕をぶった切れないことを知ってて、私の足を掴んで引きずり倒そうとする。その人にとって私は「その人のもの」だから。自分が、支配する支配できる存在であるはずのもの、自分に付属するもの。その付属物ごときが自分をみじめにさせる、貶めるような振る舞いをすることがその人は許せないのだ。そこにあんのは他者への愛なんかじゃない。お前のお前自身への愛でしかない。ウロボロスだろ。自分の円環の中で閉じてぐるぐる抜け出せないくせに縁の中に入れてさえないくせに、原因だけ他者のせいにするなんていい加減にしてほしい。目の見えていなさ、気づいていなさもいい加減にしてほしい。
じゃあなぜ私からは捨てられないのか。嫌な人間になりたくないからだ。冷たい人間になりたくないからだ。人間としてそれでいいかって軸を持ち出してしまう。それが大きい。でも実は同時に、というかもっとそれ以上に切実に端的に愛されたくてたまらないから。あなたに愛してもらうことを諦めたくないから。

愛していたら、きっと永遠の、その人の幸せを願うでしょうよ。それしかできないんだから。祈るしかできないんだから。そら自分がそれに関われたら最強だよ。でも、相手が自分を知っても知らなくても、この世界にその人がいてくれてよかったと毎日思う。この世界にその人が生きてることがただ喜ばしく、その人自身の幸せに向かい歩んでいること、煩悶しながらそれを支える人が身近にいてくれるならよかった、それが私でないのは残念な気がしても、それでも、それでもやっぱり素晴らしいよね、おめでとうよかったまじで、って祝福する。その方がかっこいいとか世間体とかそんなん糞食らえ。むしろ結局それしかできないと思い知っているからだよ。「片思い上等」とかそりゃ葛藤しながらもはっきりと宣言する少女漫画の主人公たちは、だからやっぱり好きの一つのきらめきを生ききっていて、私・たちの中にもあるそういう最強の極北の星を捉えているからそうそうそうだよねやっぱりそれそれそうなるよね。それこそ最強なんだよといつでも思う。

年下の友人たちに恋爛漫の季節がやってきてもうすぐ本格的な冬。高校の授業で去年、推しの話を毎週熱心にするうら若き乙女が本当に素敵だったな。推しにいいことがあったから今日は私も幸せです。毎週会うたびになんて素敵なの、って答えてたけどほんとにそうよ。笑顔でそういうあなたがマジで素敵よ。大好きな人が自分の中にいて、その像は変わりながらもずっとともにある。そうなるように自分の気持ちも大事に育てている。その喜びを知っているあなたが。
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2019年09月26日

i got that

大事な人をはさんで、大事な人の大事な人につながる気がしてる。ものすごく早く、身近な人の身に起きたこととして聞いたからかもしれない。会ったことはない。会えたかもしれない。愛されていたのがわかったから失われたことが惜しいのではなく。人から愛されていることにより、それぞれの人と彼との記憶がにじんだ言葉とその裏側にあるであろう大きな大きなあたたかいイメージにより描き出される彼の輪郭が立体的で、そして映画の中に、写真の中に。記録に残されていることからさらに思い描けることもあって、こんなにも立体的なことってそうそうないからだと気付いてきた。
親友がかなり前のめってる。ありったけの力と友情で彼を見送るのだと前のめりに突っ走っている。つんのめってこけないか気になる。きっと彼に笑われるよ。彼の代わりに彼女を見守っているように思える。彼女を介して、彼と私の立っているところが近づくことに気づく。なおさら、彼を身近に感じる。
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2019年09月25日

I (wanna) hear you

親友の親友が亡くなった。会ったことのない彼のことを私は1日中考えていたし今も。あだ名しか知らないその人の話をこの夏彼女からたくさん聞いていた。最初の一報で、彼女は彼の名前を言わなかった。それでも、彼のことかもしれないと思った。1日あけてSNSで訃報が流れてきてそうだと知った。仲間たちの、彼を悼む思いを託された言葉をたくさん読んだ。言葉から、行間から、余白から溢れる記憶、気配、悔しさ、寂しさ、愛情が泡のようにたくさん浮かぶ。愛されているとわかる言葉しか聞こえてこない。泡玉は浮かんで消えない。はじけない泡玉もあると知った。このまましばらくは彼をよく知っていた人の周りに浮かんでいるだろうと思う。そのままきっと、消えずに残るものもあるかもしれない。彼女は心配していた。優しくて少し寂しがりやの彼が迷子になっていないかと。どこにいるんだろうと呟いた。彼女に、彼は方向音痴かどうか尋ねるとそうでもないと言った。だから大丈夫だと言った。大丈夫だ。
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