2014年06月22日

さいかい

5,6年くらい前でしょうか、おしえてもらった私の一片。落ちていて、拾ってもらった石。なぜか親戚のように思ってしまうその人は、これ、君ももっていたらいいね、って手渡してくれた。
消尽にも蕩尽にも至らぬそのずっとずっと手前で足を止めもう随分長いこと、川の流れをみている今。
マンデリシュタームの『石』の一つにあった、私の一片。呟くと直接、中からも外からも直接、細胞に、脳幹に、点滴のようにゆっくりと。一滴、二滴。落ちては髄にまじっていきます。点滴袋を詰め替えて、詰め替えて。何度も。何度でも。
きっと、誰にでもそういう一片があるよなと思ったのは、茨木のり子展であまりにたくさんの人が熱心に、穴のあくようにその言葉を、見つめていたから。
出会ってくれる言葉があるよ。見つめさせてくれる言葉はあるよ。見つめてくれる言葉があるよ。見つけてくれる言葉があるよ、私を、渡す言葉があるよ。確かにあるよ、あったんだよ、そのことの驚きと喜びだよ。
さて、もう一度。

ぼくにあたえられた体、このたったひとつの。
posted by hamigoe at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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