2009年09月24日

ゲンズブールに惹かれ

明るい場所にいたあとは、陰に隠れたくなる。闇を覗きたくなり、また擁護したくなる。混沌、醜悪さを、人間は持っている。そして同時に、一点の曇りもない、透明でこの上なく清らかな(なんてへたくそな描写!)純粋としか言いようのない水晶もまた、人間は持っている。穴という穴を覗けば、どこまでもつながる生命の闇が見えるだろうか、それはまた脈打つ鮮やかな生命につながっている。辿ると赤子の臍に着く。また一つの世界に、そこで出会う。こうして人間は、切り離された孤独を、(穴を覗きこむことで)埋めようとする。手のひらで作ったひしゃくで掬っては穴に水を注ぐのだが、何度流し込んでも漏れ続けている。気づかない程度に、いつも染み出ている。また覗き込むと、すっかりそこはからっぽになっているので飽きもせずまた流し込む。あたりはいつも生温かく湿っている。破片は渇いている。破片は破片なのだ。沈んでゆく。
posted by hamigoe at 23:21| Comment(0) | 日記
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