2014年05月09日

せつなるせつな

嘘を本当に仕立て上げようとする。それが本当であるか、というかというよりも、本当だと信じられるかどうか。本当とは、信じられるかどうか。描かれる人間の姿は、その人物がどのように生きるか、何を選ぶか、のデフォルメというか縮尺というか端的にそれをぎゅっと圧縮して抽出された言動。
現実に生きていたことの実証。実際に、貴方居たんですよね、ということの一つの解釈を通じた、再現の試み。再現の欲というのは、なぞるというよりも、もう一度、お願いだからそこにいてください、まるでさわれるもののように、そこにいてください、というもしかしたら刹那を裏切るような、切なる願いのもとに、なんとか生まれさせようとする、透明で形のない亡霊のようなものを、受肉させるような、なんとかそこにもう一度、出現させるような。憑依したってなんだっていいから、と言いたくなるような。お願いします、いたんですよね、あなた、立体的な人間として、いてくれたんですよね、本当に、いてくれたんですよね?
posted by hamigoe at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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